おウチ課

【子育て世帯】頭金なしでも家づくりで妥協してはいけないポイント5選

この記事から分かること

建築費用を抑えるために節約する場合でも、安易に妥協せず予算を掛けるべきポイント

結婚や子供が生まれるなど家庭状況が変化するタイミングで家づくりを計画する人は多いですが、頭金が十分に用意できていないために建築費用を抑えて建てなくてはならない場合があります。

しかし、目先の建築費用の安さだけを求めるとトータルコストでは損をしたり、せっかく家を建てたのに寒いとか不便だとか後悔することになります。

限りある予算の中で良い家を建てるには妥協できるポイント大事にするポイントを整理して予算配分することが重要です。

私が少ない予算の中でも大事にしたポイントは以下の5つです。

  • 安全性
  • 快適性
  • 可変性
  • トータルコスト
  • こだわり
いのっぷ

注文住宅を建てている一人娘を子育て中の「いのっぷ」です。住宅のプロではないですが多額のローンを背負って必死に考え抜いた家づくり体験をまとめています。

同居予定だったので住宅購入予算がほとんど無く、頭金は契約金などの50万円程だけで土地の購入と合わせてほぼフルローン。そんな状況ですが限られた予算で家づくりをしています。

今はブログ、SNS、youtubeを見て調べる方が多いと思います。私もネットでたくさん調べて家づくりをしたので本当に参考になったものをシェアします。

予算に余裕が無いとネットで見られるような家はできませんが、限られた予算の範囲でどのように取り入れたか紹介しますので家づくりの役に立てたら嬉しいです。

安全性

高気密高断熱による快適性やメンテナンスコストが抑えられる高価な外壁材、お気に入りの壁紙等も家族の安全、家の耐久性があってこそです。

耐震等級3にする

耐震等級3とは耐震等級1に比べて1.5倍の耐震性があります。耐震等級3の住宅は震度7が2連続できた熊本地震でも87.5%の住宅が無被害で残りも生活可能な軽被害だったそうです。

耐震等級1だと震度7が発生したとき倒壊しないまでも住めないくらいの被害を受けます。

また、耐震等級3の認定が取れれば地震保険が半額になります。

↓でやや難しいですが耐震性について詳しく説明されています。

「耐震等級3」が必須な理由とは?【木造住宅の耐震に関する勘違い】(Wellnest Home HP)

耐震等級3相当というものがあるので注意しましょう。木造2階建て住宅は構造計算が義務付けられていないので実際の間取りで計算がされておらず耐震等級3の確認がされていません。

耐震等級3と耐震等級3“相当”の違いをご存じですか?(長野県須坂市の注文住宅・企画住宅はるのいえ (株)池田住建企画 HP)

長期にわたってローンを払うので家が地震で倒壊しては困ります。予算をかけて耐震等級3をとることにしました。

正確には我が家は耐震等級3相当です。しかし、契約したハウスメーカーはPanasonicビルダーズグループに加盟しており、住宅性能評価機関の代わりにPanasonicが構造計算をして耐震等級3を確認してくれています。また、さらに制振ダンパーも付けているので耐震性は優れた家になります。

防火

準不燃材料に認定されている断熱材のセルロースファイバーを使用します。火を付けても表面が炭化するだけで燃え広がらず有毒ガスが発生しないので安全です。

省令準耐火構造になったおかげで火災保険も安くなります。

Q8.火災保険はお得になる?セルロースファイバー.com

また、実際に火災が起こったときに避難できるかも意識しました。

窓を必要最小限の大きさにしたのですが2階のどの窓からも避難できないのは危ないと思いました。

縦すべり出し窓はあまり開かないイメージがあったのですが、実際は90度まで開くので50cm幅あれば平均的な体型の大人は通れたので問題ありませんでした。

防犯

窃盗犯は窓からの侵入が最も多いので数と大きさを最小限にしてなるべく高い位置にしました。

データから知るかしこい対策 防犯配慮の家(YKK AP)

1階で唯一大きい窓の掃き出し窓はシャッターを付けてあります。

勝手口は無くしました。そもそも不要であり勝手口ドアは玄関ドアよりも防犯性が劣り、施錠忘れの心配もあるからです。

窓の防犯フィルムと防犯カメラも検討しています。ネットの情報では窓の防犯フィルムは効果が高いようなので対策が必要な窓にはやりたいと思っています。また、台風被害によるガラスの飛散も防げます。

防犯カメラは最近は価格が安く性能も良くなっているので採用したいです。庭をクローズ外構にして居心地の良い庭にしたいのですが、外からの視線を遮ると防犯上良くないので防犯カメラを設置したいと考えています。

電源が必要な物もあるので、カメラ設置場所を考えてコンセントを設置する予定です。

ハザードマップ

豪雨災害が増えているので土地選びの際はハザードマップを確認するのが必須になっています。

私も確認して浸水リスクが無い土地を探していたのですが我が家は50cm未満浸水エリアに60cmほと盛土をして建てる事にしました。

娘の学区や実家近くでという条件の中では妥協せざるを得ませんでした。

浸水リスクが少ないエリアはすでに家が建っており、中々良い土地がありませんし地価も高めでした。

可能であれば土地探しの時間的な余裕と予算を持って災害リスクの少ない土地を手に入れるのが理想です。

快適性

家は生活する場なのでできるだけ快適にしたいですよね。

私が考える快適とは家の中がどこでもちょうど良い温度と言うこととすごしやすいという事です。

暖かく、涼しい

家の中が一年中どこでも(トイレやお風呂も)人が生活するために推奨される温度18℃〜25℃で過ごせたら快適ですよね。

適温で生活することには以下のメリットがあります。

  • 健康向上に効果がある
  • 生活コストを節約できる

健康に効果がある

冬に家の中で温度差が大きいとヒートショックをおこします。これで亡くなる方は交通事故死者よりも多いです。また、循環器系の病気によって身体に不自由が出る場合も多く治療費用や自宅リフォーム等に多額の費用がかかります。

近年は夏の暑さが凄まじく、自宅で熱中症になり亡くなる方もいます。熱帯夜で寝苦しい日も多く、よく眠れないと疲れがとれなくなります。

室内の温度環境が安定する事は禁酒、禁煙よりも健康の改善効果は大きいそうです。アレルギー性皮膚炎や高血圧など様々な症状の改善が期待できます。

私は健康への効果を重視して高断熱仕様にするために費用をかけています。家を建てるか悩んでいるときに娘が高熱で熱性けいれんを起こし入院しました。家族が健康でいられることの大切さを再認識して家づくりを決意したので断熱性は大事にしています。

生活コストを節約できる

高気密高断熱住宅にすることで光熱費を節約できます。

昔の無断熱住宅で間欠空調(人がいる部屋だけを空調する)をする並かそれ以下の光熱費で全館空調できます。

高気密高断熱住宅にするには初期コストが上がりますが、光熱費削減効果により住宅ローンと相殺できる部分でもあります。

トータルコストで見ると長く住むほど燃費性能が良い家の方が総支払額は下がります。

暖かさや涼しさを求めない、我慢して光熱費を節約するという方は初期コスト分を回収するのは難しいかもしれません。

我が家はUA値0.4ほどのプランでお願いしており高断熱住宅になります。気密性については測定が無く高気密とはならないかもしれません。

限りなく高気密高断熱にしたいですが、可能な予算の中できるだけ高い断熱性にしました。

実際に完成したら我が家の性能で住んでみた感想をレポートしたいと思います。

気密性は内部結露を抑えて家の耐久性をあげるのに必要ですが気密シートが無い分はセルロースファイバー断熱材と透湿性構造用面材により対策されているようです。

少ない予算の中、多めに予算を割り振ったおかげで運良くZEH+補助金をとれました。105万円の補助金を頂けることになり初期コストを抑えられて助かりました。

すごしやすい

「すごしやすい」とは漠然とした言葉ですが、生活していてストレスが少ないのはとても大事ですね。

適切な広さ

我が家は延床面積38坪です。予定より大きくなってしまいました。

4人家族だと無難な広さは35坪前後だと思います。延床面積は総額に大きく影響するので予算を抑えるには小さくした方が良いです。

しかし、あまりに窮屈では将来的に子供が大きくなったときに対応できないですしプライバシー性が確保できません。

最近は小さく建てるのが流行りだと思いますが、建築士の方による綿密な設計によるものであり素人が極端に小さくするのは難しいと思いました。(小さく建てた家を否定するわけではありません。)(; ・`д・´)

モデルハウス見学をしていて面白いと思った点として、家全体に空調が効いていると昔の家では廊下にしか使えなかった所が居場所になり建物内の空間を無駄なく使えます。

家事ラク

生活する上で家事は毎日必ずしないとならないので、家事がしやすい家にする事は重要です。

我が家は家事ラク家電を利用しやすいように配慮しました。

  • 洗濯乾燥機の近くにウォークインクローゼットを設置
  • お掃除ロボットが使いやすいようトイレの戸以外は全て上釣り引き戸にした
  • 深型の食洗機を設置
  • 自動洗浄機能つきタンクレストイレ

プライバシー性

プライバシーは2つあると考えています。

  • 家族間のプライバシー
  • 外部からの視線や音漏れ
家族間のプライバシー

家族とはいえ適切な距離感がありプライバシーが守られないとストレスを感じます。

夫婦で寝室が一緒なのが当たり前のようですが、我が家は別です。夫婦共に別が良いので自然とそうなりました。

寝室が同じだと温度や音、寝る時間のズレなどストレスの原因ですし、一緒に生活しているとケンカする事もあるので寝るときくらい一人になりたくなると思います。ww

一人になって落ち着くと謝る余裕が生まれますので、仲良く生活するにはちょうど良い距離感を保つのが重要だと考えています。

子供も大きくなると距離を置きたがるでしょうから、部屋は狭くても人数分つくることにしました。

外部からの視線や音漏れ

どれだけ良い家でも中での生活が外から丸見えではすごしにくいですよね。

隣家や通りに面している窓は中が見えない型ガラスにして、シルエットがうつりにくいように高めに設置してしました。

音に関しては断熱材のセルロースファイバーは防音性能も優れているので子育てしやすくなります。

賃貸で子育てしていると音の問題が気になります。誰もが戸建て住宅を建てたいと考えるポイントです。

可変性

一生住む予定であれば状況の変化に併せて変化させられるようにした方が無駄や無理がないです。

子供の成長に対応

子供が育つのは早いですよね。

娘は3歳ですがどんどん成長しており私達夫婦はその変化の早さになんとか付いていっています。

親子の距離感も子供の年齢によって変わり、小さい内は起きているときも寝ているときも一緒ですが、思春期ころになると距離が離れていくのだと思います。

我が家は子供部屋を2つ用意しました。後から簡単に仕切れるようにできるようですがリフォームは大変だし、子供が居ると荷物部屋があるのも助かります。ww

その時に併せて生活スタイルをあわせられるようにしておくと余計なストレスを軽減してあげられると考えています。

兼ねる

YouTubeを見ているとよく出てくるワードですね。

1つの場所や物に2つ以上の役割をもたせる事で空間に余裕が生まれます。

リビングに造作カウンターを設けて特定の人が使うデスクとするのではなく子供が宿題をしたり大人がちょっと食事をしたり書き物をするときに使えるようにしました。

そうする事で子供が部屋で勉強するようになってからも無駄になりません。

また、子供が小さいうちはダイニングテーブルは置かずリビングダイニングセットを購入する予定です。

現在アパートでは3歳の娘がおり床に座ってコタツで食事をした方が楽なのでダイニングテーブルは使っていません。

そのため、ダイニングテーブルを置かずに子供がオモチャを広げて遊べるスペースを残しておいた方が良いと判断しました。

次の子が生まれたらマットを敷いて寝かせられるようにも出来ますし。

子供が大きくなってリビングとダイニングを分けた方が良くなったらテーブルを購入します。

始めはお金がかかる事が多いので後にまわせるのもありがたいです。

調整可能

棚はなるべく可動棚にして子供の成長に併せて高さを変えられるようにしました。

なんでも触って危ない内は手が届かない高さにして、危険が無くなったら使いやすいように下げてあげられます。

また、ちょうど良い高さは住んでみないと分からないので調整できるようにしておけばストレス無く生活できます。

トータルコスト

家に関する費用として初期の建築費用(初期コスト)だけを考えてしまいますが、完成後に生活する費用(ランニングコスト)や修繕費用(メンテナンスコスト)を考えないと安く建てたつもりが後々かえって高くつく可能性があります。

初期コスト

家を建てるのにかかる費用です。

  • 建築費
  • 土地代

この2つが主な費用で、ほとんどの人が家づくりの予算として考えるものです。

一般的には頭金と住宅ローンで支払います。

お金を借りて支払うとしても借り入れ限度額があり、個人が返済できる限界もあるのでその範囲で納める必要があります。

予算をかけるポイントにした耐震性と断熱性は失敗しても取り返しがつかないので優先的に費用をかけています。

ランニングコスト

生活するために掛かる費用です。

  • 冷暖房費
  • 医療費
  • 趣味費
  • 太陽光発電

冷暖房費

高気密、高断熱の住宅にすると冷暖房費が節約できます。断熱材はしっかりと施工してあれば家の寿命まで使えるもので、後からリフォームで入れようとすると初期に施工するよりも多額の費用がかかります。どの程度の断熱性の家にするかは予算と相談して良く吟味する必要があります。

50年以上住む場合は初期コストをかけて超高断熱化しておいてもトータルコストでは安くなるそうです。

快適性に関わるし、電気料金は今後上がる可能性が高いので予算をかけられる限りで高断熱化しました。

医療費

年中快適な温度にして部屋間の温度差を小さくする事で健康向上効果があります。

特にヒートショックで脳梗塞になった場合は身体が不自由になる場合があり多額の治療費や家の改修費がかかります。

分かりにくい部分ではありますがお金の節約になりますし、家族の健康は何にも代えられないですね。

趣味費

私は田舎なので広めの庭を持つことができます。そこで子供と遊んだりBBQ等もできます。

また、家庭菜園やガーデニングをしたいと思っており外へ遊びに行かずに済むことで無駄な支出を減らせます。

これは実際に生活してみたら結局やらなかったとなりがちなポイントなので、家が建ったらその後もレポートしたいです。

太陽光発電

太陽光発電を屋根に載せることが一般的になっています。国の方針としてもCO2削減のために勧めているので住宅メーカーや電力会社の商品でお得に載せられることもあります。

初期費用と電気料金の高騰を比較して設置を検討する候補に入ります。

メンテナンスコスト

家は定期的にメンテナンスしなくてはなりません。多額の費用がかかるので放置しがちですが、致命的な被害がでる可能性があります。

費用が大きいものは2つです。

  • 屋根
  • 外壁

安い物を選ぶと10年毎にメンテナンスが必要になりその都度足場代や人件費がかかるのでトータルでは高くつきます。

我が家はメンテナンスフリーの瓦屋根と高耐久のサイディング、スーパーケイミューシールを使用します。初期費用は高いですが30年はトラブルが無ければメンテナンスが不要です。

自分達のこだわり

性能や費用を抑えることばかりではなく自分たちの希望を大事にするべきです。それが賃貸ではなく自分達のために建てる注文住宅の価値になります。

必要無いものでも家族が好きな物や場所になると考えて採用しました。

  • 垂れ壁をアーチ状にしてトンネルのようにする。
  • 壁にニッチを作ってディスプレイエリアにする。
  • 2階ホール部分に大きなFIX窓を設置して空を見ながらくつろげる場所にする。

遊び心ですね。これを考えているときが一番楽しかったです。

費用が比較的かからない部分なので予算を抑えて良い家にする秘訣はこういったところにあると考えています。

まとめ

我が家は予算が少なく費用を抑えることが第一としましたが、家づくりについて調べるにつれて初期費用を安くすれば良いという物ではない事が分かりました。

初期費用をかけることで光熱費やメンテナンスコストを抑えられるので、トータルコストで考えて選びました。

また、家族で長く生活する家なので無理のない範囲で必要な所には多めに費用をかけています。

  • 耐震等級3
  • 断熱性UA値0.42
  • 家族4人に充分過ぎる延床面積38坪
  • 高メンテナンス性の屋根、外壁
  • 自分達のこだわりをいれる

上記のポイントだけ見ると結構良いグレードの家になりましたが、契約したハウスメーカーでは標準プランで良いグレードの建材が使われておりコストパフォーマンス良く実現できました。(標準外を選ぶと高額になったと思います。)

予算と相談しながら我が家がどのような選択をしたか各部を細かく説明しますので見ていただけると予算を抑えてマイホームを建てる参考にしてもらえると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ABOUT ME
いのっぷ
3歳娘を子育て中の30代パパリーマン/娘にたくさんの経験から「自分が何を好きか、嫌いか」を知って欲しい/大学院農学研究科修了→農学を仕事へ/旅行(国内、海外)、外遊びが好き/育児は知識が大事。知識で乗り越えられる事もある。子育ての準備やイベント、悩んだ事などを実体験から更新中